登山装備が重い!!
こんにちは、チャリンコです。
私チャリンコは、登山歴約7年で、北アルプス・南アルプスの山々を登ってきました。登山に行くたびに毎回、荷物もっと軽くならないかな・・・と思い続けています。
『軽さは正義』です。荷物が軽ければ、体力に余裕が生まれ、安全度が増すとともにさらに登山を楽しむことができます。
もちろん安全な登山に必要なものまで削るのはNGですが、荷物が軽いにこしたことはありません!
登山を始めたころは何を持っていけば良いのかわかっておらず、ザックが14kgほどだった記憶があります。少しずつ装備の見直しを続け、徐々にではありますが軽量化を進めています。(14kgも何が入っていたんだろう・・・)
今回は、改めて各装備の重さをチェックしていき、軽量化について考察していきたいと思います!
登山の荷物の重さに悩んでいる人の参考になれば幸いです!
※できるだけ実測値を記載していきますので、カタログ値とは異なるものもあると思います。また、購入当時のモデルですので古いものもありますが、ご了承ください。
※私が必要と感じる装備にまとめております。人によって必要な装備は異なりますので、参考程度に見ていただければ幸いです。
軽量化の一歩目は、まず”計量”、そして不要品の”カット”
登山装備の軽量化を行うために、まずは自分の荷物の重さを把握することが必要です。
今回は夏山登山を想定した内容になります。水や食料は日程によって異なりますので、ベースウェイト(水や食料を含まない装備の重さ)を考察していきます。
下記のカテゴリーに分けての計量を行いました。
- 基本装備・・・ザックやトレッキングポールなど
- 衣類関連・・・防寒着、レインウェアなど
- 調理関連・・・クッカーなど
- テント関連・・・テント周り全般
- 小物関連・・・ファーストエイドなど
- 番外編・・・登山靴、体重
では、各カテゴリーの詳細です。
基本装備・・・・2,297g
- ザック:THE NORTH FACE TELLUS 30 ⇨1,415g (背面フレーム抜き1,170g)(実測値
- ザックカバー:THE NORTH FACE TELLUS 30 付属品 ⇨93g
- ハイドレーション:CAMELBAK クラックス 1.5L リザーバー ⇨200g
- トレッキングポール:Black Diamond ⇨490g(ペア)
- アタックザック:モンベル バーサライト ⇨99g
◎軽量化できるもの→ザック
→ザックはノースフェイスの代表的なエントリーモデルです。丈夫で長持ちしましたが、軽量に特化したモデルではありません。ザックはどんどん軽量化が進んでいるので、選択肢はたくさんありそうです。
▲カットするもの→ハイドレーション・トレッキングポール・アタックザック
→ハイドレーション・トレッキングポール・アタックザックは、あると便利ですが無くても大丈夫です。今回は思い切ってカットします。これで789gの軽量化になります。
衣類関連・・・1,463g
- レインウェア上:NOVELTY RAINTEX AERO Men’s ⇨337g(実測値)
- レインウェア下:NOVELTY RAINTEX AERO Men’s ⇨235g(実測値)
- 防寒着:Patagonia R2ジャケット ⇨330g(実測値)
- 長袖:THE NORTH FACE パワードライジャケット ⇨170g(実測値)
- 着替え:Tシャツ1枚、パンツ1枚、靴下 ⇨276g(実測値)
- 帽子:Herschel バケットハット ⇨115g(実測値)
◎軽量化できるもの→レインウェア、フリース
→軽量化のインパクトとしては、レインウェアを最新のものに変えるか、フリースをダウンに変えるか、でしょうか。
レインウェアは劣化が進んでいるので、これを機に軽量化を検討します。
個人的にR2の着心地は最高なので、多少重くても持っていきたいところです。
▲カットするもの→なし
→個人的には最低限のマストな内容かと思うのでカットは無しです。
調理関連・・・767g
- クッカー:PRIMUSライテックトレックケトル&パン ⇨280g(実測値)
- バーナー:PRIMUS ウルトラバーナー ⇨138g(スタッフバッグ含む実測値)
- ガスカートリッジ:PRIMUS IP-110 ⇨約200g(満タン概算値)
- 食器:MSR スポーク ⇨9g(実測値)
- ステンレスマグ:メーカー不明 ⇨140g
◎軽量化できるもの→クッカー
→このPRIMUSのクッカーはケトルの容量が大きすぎるし、パン(蓋)なんてほぼ使っていません。よく初心者にはコレ!なんて紹介されていますが、あまりおすすめではないような気がします。より軽量化モデルを探します。
▲カットするもの→ステンレスマグ
珈琲やスープを飲むのに使用していますが、出番は多くありません。兼用できるクッカーを探します。140gの軽量化です。
テント関連・・・2,680g
- テント:エスパース・ソロ ⇨約1,400g(概算値)
- シュラフ:モンベルU.L.スパイラルダウンハガー#3 ⇨600g(概算値)
- シュラフマット:THERMAREST Z LITE™ SOL M ⇨420g
- サンダル:Ccilu ATKA ATKER ⇨260g(両足)
◎軽量化できるもの→テント、シュラフ、シュラフマット
→軽量モデルはたくさん出ているので、このカテゴリーの軽量化インパクトは大きいです。ただ、私の場合はテント泊は毎回ではない(3回に1回くらいの頻度)ので、このカテゴリーの優先順位としては低めです。
▲カットするもの→なし
→個人的には最低限のマストな内容かと思うのでカットは無しです。
小物関連・・・930g
小物関連
- ファーストエイドセット:自作 ⇨230g
- ヘッドライト:Black Diamond COSMO ⇨90g
- 手ぬぐい:白馬山荘110周年記念手ぬぐい ⇨30g
- サングラス:UNIQLO 1500円くらいのやつ ⇨30g
- 手袋:THE NORTH FACE ⇨70g
- フェイスペーパー:10枚(ジップロック入れ) ⇨60g
- 充電バッテリー:ドンキで買ったやつ ⇨160g
- メガネ、コンタクトケース: ⇨50g
- 地図: ⇨80g
- コンパス: ⇨30g
- クマよけの鈴: ⇨30g
- 日焼け止め: ⇨50g
- リップクリーム: ⇨10g
- 目薬: ⇨10g
→必要なものを積み上げた結果ですが、工夫次第では軽量化できる可能性はありますね。
番外編(パッキング外のもの)
- 登山靴:GARMONT エルモ2 GTX ⇨1,420g(両足)
- 体重:普通体型 ⇨66kg前後
ベースウェイトに含むものではないので番外編としますが、靴の重さ・体重もチェックしておきます。
→私が行く山のレベルの場合、GARMONT はオーバースペックな気がします。というか重すぎて疲れます。北アルプス行くならこのスペック!と行って店員が勧めてくる靴はたいていゴリゴリの登山靴ですが、私の経験からするともっと軽量な仕様のもので問題ないと思います(アイゼンが必要な場合を除いて)。
トレランシューズとまでとは言いませんが、軽い靴の方が疲れにくく、体のコントロールもしやすいのではないでしょうか?軽量化できる可能性は大いにあります。
ある程度の経験値や普段の運動量、背負うザックの重さによって変わってくるので一概には言えませんが、検討する価値はあるカテゴリーだと思います。
体重は、私の場合は63kgが理想です。ここはトレーニングして詰めていきます。
まとめ 計量の結果
各カテゴリーの軽量とカットの結果はこのようになりました。
- 基本装備・・・2,297g→1,508g(789gの軽量化)
- 衣類関連・・・1,463g→カットなし
- 調理関連・・・767g→627g(140gの軽量化)
- テント関連・・・2,680g→カットなし
- 小物関連・・・930g→カットなし
テント泊装備の合計は・・・8,137g → 7,208g(カット後)
小屋泊装備の合計は・・・5,457kg → 4,528g(カット後)
それなりに厳選したつもりですが、まだまだ改善の余地はありそうです。
1.5kg程度の軽量化を目標に考えていきたいと思いますー
とりあえず”軽量”と”カット”はここらへんにして、後編で軽量化アイテムに触れていきます!
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