こんにちは、チャリンコです。
今回は、キャンツーに行くために8年間放置していたスーパーカブを自力で復活させました。
バイクいじりは全くの無知なので、ネットで調べながらのド素人によるリペアです。
それではよろしくお願いします。
※こんな状態からのスタートです。
<カブの状態>
- 車種:スーパーカブ90 DX
- 型式:2005年式(HA02 C90D5)
- 中古車
- 走行距離:14,153km
- 保管:屋内で8年間放置(ガソリンは満タン)
①ガソリンタンクの洗浄
とりあえずエンジンをかけてみよう!と思ったのですが、『長期間放置するとガソリンが腐る』との情報がありました。
腐ったガソリンで下手にエンジンをかけたら逆に故障しそうだったので、まずはガソリンをチェックすることにしました。
キャブレターのドレンホースからガソリンを抜いてみます。
ガソリンホースの奥にある黒いホースです。
変色したガソリンがボタボタ・・・がっつり腐っていますね。
ということで最初に取り掛かるのは、ガソリンタンクの洗浄です。
ガソリンは満タンだったはずですが、メーターは空っぽに。中を見てみると…
わかりにくいですが、タンクの中では変質したガソリンがウエハースみたいに層になってました。
サビも発生しているみたいで、ひどい場合はタンク壁に穴が空くこともあるらしいです。
貫通していたらアウトなので、洗浄・サビ落としをしっかりとして、確かめることにします。
<使うもの>
- 中性洗剤(下洗い)
- クエン酸(サビ落とし)
- KUREラストリムーバー(サビ落とし)
- アルカリ洗剤(中和)
以下の手順で洗浄しました。
- 中性洗剤で油分をしっかり落とす
- クエン酸でサビ落とし(2時間×3回)
- KURE ラストリムーバーでさらにサビ落とし
- アルカリ性洗剤で中和
- 仕上げはKURE 6-66で
詳しいやり方はブログ記事がたくさんあるので、ここでは割愛します。
サンポール(塩酸)をおすすめする記事がたくさんありましたが、タンク壁へのダメージを考えてクエン酸を使いました。
クエン酸でもサビはバッチリ落ちます。
タンク内の変質したガソリン、サビの塊?のようなもの大量に出てきます。
半日をかけて作業が完了。
サビ跡のようなものは数ミリ残りましたが、タンク壁に穴は空いてなかったのでとりあえずホッとしました。
次のステップはキャブレターの洗浄です。
②キャブレターの洗浄(オーバーホール)
とりあえずタンクが無事だったので、次はキャブレターの洗浄を行いました。
キャブレターはガソリンと空気を混ぜてエンジンにパワーを送り込む機構です。
ここが死んでいると、当然エンジンがかかりません。
分解洗浄というらしくオーバーホール(OH)という作業らしいです。
<使ったもの>
- キット一式
- クリーナー
YouTubeでやり方をみて、取り外し。そしてオープン!
中身はぎっとぎと、バルブも詰まっていそうです。
分解してクリーナーで洗浄、
パッキンは新しいものと取り換えました。
ド素人の僕が元に戻せるのか少し緊張の作業でしたが、
先人たちが残してくらたブログやYouTubeでやり方を見て、
なんとか無事に作業ができました!
洗浄前と色がぜんぜん違いますね。
③エンジンの生存確認
ガソリンタンクとキャブレターの洗浄が終わったので、
ガソリン携行缶で給油してエンジンを始動!
ドゥルドゥルルル・・・
無事にエンジンがかかりました!!
エンジンの生存が確認できたので、あとは各部のチェックや消耗品の交換に進むことにしました。
(もしここでエンジンが死んでいたらバイクショップに持ち込む覚悟でした・・・)
④各部チェックと消耗品の交換
とりあえずエンジンが無事だったので、各部のチェックや消耗品の交換を行いました。
長い間放置していたので、ブレーキやタイヤなど命に関わる箇所はしっかりとメンテしていきます。
・F/Rブレーキのメンテ →固着気味だったので潤滑油で
・エンジンオイルの交換 →G1オイルに交換
・ガソリンホースの交換 →Amazon
・バッテリーの交換 →YUASA
・タイヤの交換 →F:/R:に交換予定
・その他 風防やクランプバーを取り付け予定
感想
ド素人でしたが、なんとか自力でカブを復活させることができました。
8年間も放置していたのに蘇るカブって、やっぱすげー!!って思いました。
ブログやYouTubeにメンテのやり方を載せてくれた皆様、本当にありがとうございます!
カブは長期間放置しても自分で直せるよーというお話でした!
それでは!ここまで読んでくださりありがとうございました~!!
これでキャンツーができる!!!!よっしゃー!!!!
コメント