自転車通勤を始めて満員電車から解放され、ストレスフリーの毎日を送っています。
この記事では、自転車通勤を約5年間続けてきた経験からメリットとデメリットをお伝えしていきます。
コロナが流行し始めてからは、3密(密閉・密集・密接)を完璧に回避できるという点でも改めて大きなメリットを感じています。
自転車通勤を検討している人の参考になれば嬉しいです。
自転車通勤のメリット
僕が感じているメリットは以下の5つです。
・電車やバスの遅延とサヨナラできた
・運動不足が解消した
・風邪をひかなくなった
・コロナ対策:3密(密閉・密集・密接)を回避
メリット①満員電車のストレスから解放された
私が感じた自転車通勤の最大のメリットは、満員電車のストレスから解放されたことです。
満員電車って嫌なこと多いですよね。
例を挙げ始めるときりがありませんが、満員電車は本当にストレスで溢れています。
自転車通勤ではこのようなストレスは一切ありません。
まさにストレスフリー!例に挙げたストレスから全て解放されます。
『朝っぱらから勘弁してくれ・・・』とメンタル削られることは無くなります。
僕は、このストレスの解放だけでも自転車通勤に変えて本当に良かったなと思います。
メリット②電車やバスの遅延とサヨナラできた
2つめのメリットは、電車やバスの遅延の影響を一切受けなくなったことです。
電車やバスってとにかく遅延が多いですよね。特に混み合う路線や通勤ラッシュの時間帯はトラブルが発生しやすく、大幅に遅れることもしばしばあります。
実際にどれぐらいの頻度で遅延が発生しているのか、少し調べてみました↓
1ヶ月(平日20日間)当たりの遅延証明書発行日数(日) ※平成29年発表データから抜粋 <JR東日本> 中央・総武線各駅停車(三鷹~千葉) 19.1/20日 山手線(全線) 16.0/20日 中央快速線・中央本線(東京~甲府) 18.3/20日 京浜東北線・根岸線(大宮~大船) 17.4/20日 宇都宮線・高崎線(上野~那須塩原・神保原) 18.4/20日 埼京線・川越線(大崎~新宿~武蔵高萩) 17.9/20日 <小田急> 小田急線 17.9/20日 <東京メトロ> 有楽町線 16.0/20日 出典:東京圏(対象路線45路線の路線別)における1ヶ月(平日20日間)当たりの遅延証明書発行日数状況(平成28年度)
うすうす感じてはいましたが、やはり遅延している日の方が圧倒的に多いという事実。
特に都内の電車遅延は連鎖することが多く、「中央線の遅延が影響して山手線も遅れる」なんてよくありますよね。
遅延を見込んで仕方がなく早めに家を出ている人も多いと思います。
自転車通勤に影響するのは信号くらいで、基本的に遅延することはありません。
遅延を考慮して早めに家を出る必要もなく、スケジュールが見出されることも無くなります。
メリット③運動不足の解消
3つめのメリットは運動不足の解消です。特に、ランニングや筋トレに比べて優れていると思うのは、習慣化がめちゃくちゃ簡単という点です。
ジムやランニングってわざわざ着替えたり時間を確保する必要があって、継続するが難しかったりしますよね。
自転車通勤ならば、わざわざ習慣化する必要はありません。
『会社に行く=運動』になります。
もはや『わざわざ準備して』とか『時間を確保して』とかは必要なく、日常生活に自然に運動を組み込むことができます。
習慣化がめちゃくちゃ簡単で、運動不足が解消できるのはかなり大きいメリットだと思います。
ダイエット効果はどれぐらい?消費カロリーをチェック
私の場合、往復片道10km(40分)の消費カロリーは約250kcalです。
徒歩約7,000歩、ごはんなは普通盛り一膳分(約170g)のカロリーに相当します。
体重やスピード、自転車の種類によって消費カロリーは異なりますが、日常生活で自然に組み込める運動としては十分だと思います。
メリット④風邪をひかなくなった
4つめのメリットは、『風邪をまったくひかなくなった』ことです。
これは僕の場合に限ってのことかもしれませんが、電車通勤の時期は年に1〜2回は風邪をひいていましたが、自転車通勤を初めてからは一切ひいていません。
思い返してみれば、電車やバスの中でもらってしまっていたのかもしれません。
メリット⑤コロナ対策:3密(密閉・密集・密接)を回避
風邪をひかなくなったというのと少しかぶってしまいますが、電車やバスの3密を回避できるという点は、コロナ流行下では大きなメリットに感じています。
自転車通勤は、密閉されることも密集することも密接することも基本的にはまったくありません。
コロナ対策という意味でも自転車通勤はメリットが大きいと思います。
自転車通勤のデメリット
ストレスフリー・遅延しない・運動不足の解消・3密回避と良いことばかりの自転車通勤ですが、もちろんメリットばかりではありません。
僕が感じたデメリットは3つあります。
・事故に遭うリスクがある
・服が痛みやすい
デメリット①天候に左右される(特に雨)
自転車通勤の最大のデメリットは、天候に左右されることです。
暑さや寒さも影響しますが、何よりも問題になるのは雨です。
雨が降ると自分自身や荷物が濡れてしまうだけでなく、ブレーキの危機が悪くなったり、車や歩行者からの視認性が悪くなって交通事故に遭うリスクも高くなります。
・ブレーキが効きにくくなる
・路面が滑りやすくなる
・車や歩行者からの視認性が悪くなる
命に直結するリスクが高くなるので、雨だけは本当に気を付ける必要があります。天気予報をこまめにチェックし、まとまった雨の予報の日は無理をせず電車やバス、徒歩での通勤を強くおすすめします。
暑さや寒さといったデメリットもありますが、十分対策は可能です。個人的にはそこまで大きなデメリットとして考えなくても良いかなと思います。
デメリット②事故に遭うリスクがある
自転車は道路を走る以上、常に交通事故のリスクにさらされることになります。
警察庁の発表の『自転車関連交通事故の状況』では、平成29年度の全国での事故発生件数が90,407件となっています。
1日あたり平均で247.6件の自転車に関わる何らかの交通事故が起きているということになります。
自転車は、加害者にも被害者にもなり得る乗り物です。毎日200件以上の事故と聞くと、いつかは自分も事故に遭うんじゃ無いかと想像してしまいます。
日本は自転車専用レーンの整備があまり進んでいないので、走りやすい道がけっこう少ないです。
自転車レーンに駐車車両→車道は車がびゅんびゅん→歩道には歩行者が・・、どこ走ればいいんだ?なんてことはよくあります。
自転車に乗るということは常に事故の危険と隣り合わせにあるということは、強く意識しておいた方がいいと思います。
デメリット③服が痛みやすい
3つめのデメリットは服が傷みやすいということです。
痛みやすいなと思った箇所↓
・スボンのベルトループ
・お尻
僕の場合は、革靴やリュックが擦れてあたるズボンのベルトループの痛みが電車通勤に比べて早くなりました。
大切な革靴やオーダーメイドスーツなどは使わないほうがいいと思います。
僕は革靴の代わりにスタンスミスのブラックモデルを使用して対策しています↓
【スタンスミス黒をビジネスで】革靴の代わりのスニーカーはSTAN SMITHブラック一択!
自転車通勤を始める前に気を付けること
自転車通勤は、条件さえ整えば本当に最高の通勤手段だと思います。
もしこれから自転車通勤を考えている人は、最低でも以下の3つはしっかりと準備することをお勧めします。
2. 事故対策:自転車保険とテールライト
3. 急な雨への対策
職場までの距離を確認する
距離によっておすすめの自転車の種類も変わってきます。
距離別の所要時間を簡単に表にしてみました。信号待ちなどのロスタイムも含めています。
自転車の種類 | 平均時速 | 5km | 10km | 15km |
ママチャリ | 15km/h | 25分 | 50分 | 80分 |
クロスバイク | 20km/h | 20分 | 40分 | 60分 |
ロードバイク | 25km/h | 15分 | 30分 | 45分 |
職場までの距離が5km未満ならば自転車の種類はなんでも大丈夫だと思います。
5~10km前後の場合は、できればクロスバイクか電動のママチャリをおすすめします。
10km以上の場合は、ロードじゃないと厳しいと思います。
もちろんコースや坂の有無によっても異なるので、参考程度にしてください。
事故対策:自転車保険とテールライト
事故に対しての対策は絶対にした方がいいです。
安全なコースの確保や自転車の整備など細かいことはたくさんありますが、最低でも万が一に備える自転車保険と自分を守るために視認性を高めるテールライトの2つは準備するのがおすすめです。
自転車保険は年間2,000~3,000円で加入できます。僕は楽天の節約コースに加入しています。
テールライトは、コスパ重視ならキャットアイのオムニ5がおすすめです。
僕は上位モデルのタイトを使用しています。
タイトについては、詳細もレビューしています↓
【自転車通勤用のテールライト】キャットアイの『タイト(TIGHT)』をレビュー!オムニ5とも比較
急な雨への対策
デメリットの部分で雨の日は乗らない方がいいとお伝えしましたが、予期せぬ急な雨に遭遇することがあります。
自転車通勤を続けていると、天気予報が外れることや、思ったより雨が強くなるなんてことは必ずあります。
年間80〜140日は雨が降るので、こればかりは回避が難しいです。
急な雨への対策として、僕は常にレインウェアとザックカバーをリュックに入れています。
安いやつで問題ないのでとにかく軽いものを選ぶのがおすすめです。
僕はモンベルのバーサライトシリーズのレインウェアと楽天で購入した安いザックカバーを使っています。
まとめ
最後に、まとめです。
自転車通勤のメリット↓
自転車通勤のデメリット↓
一度初めてしまうと、もう電車通勤にやめられないくらいの快適さがあります。
もし迷っている人がいたら、一度試してみるのをおすすめします!
とくに満員電車に苦しめられている人には本当におすすめです!!
おまけ:僕の自転車通勤の環境
- 自転車の種類:スポーツ車(クロスバイク)
- 走行距離:片道 約5km
- 所要時間:片道 約20分
- コース環境:都内。交通量、信号は多め。坂道もあり。
- 服装:スーツ
- 年間走行距離:2,000km以上
5kmの距離ですが、人通りも多く高速で走ると危ないので約20分ゆっくり走行しています。
これぐらいの距離なら、毎日続けていても疲労感を感じることはありません。
快適すぎてもう電車通勤に戻ることはできそうにありません!!
チャリ通ライフ最高!!!
コメント